セブ島大規模校徹底比較!
今回は、セブ島の2大人気英語学校「QQ English(以下QQE)」のITパーク校と、「SMEAG」のキャピタルキャンパスをvs形式で比較していきます!セブ島の学校を調べていくうちに、この2校にたどり着く人も多いと思います。しかし、この2校でどうやって選んだらいいのか分からないと思っている方はぜひご参考にしてください。
セブ島内に多数ある語学学校ですが、お客様のニーズによってお勧めできる学校は変わってきます。今回の比較項目については、エージェントとして留学相談をする際、学校選びのポイントとなる6要素を中心にまとめてみました。セブ在住歴約1年かつ多数のフィリピン英語学校視察・体験留学の経験から、Web上ではなかなか分からない要素も考慮し具体的に分析していきます。
それでは、全6ラウンドの始まりです!
値段の安さが売りなフィリピン留学。やはり、留学を検討する際は一番気になるポイントですよね。値段は主に各校「コース」と「部屋タイプ」によって変わってきますが、今回はそれぞれ最安値のものを以下に貼り付け比較してみました!
細かく見てみると、4人部屋で1週間留学の場合はSMEAGの方が安いが、1人部屋で1週間留学の場合はQQEの方が僅かに安いなど、条件によって一概にどちらが安いとは言えない状況です。ほぼ同じですね。
ということで、学校選びの際は値段以外の要素で比較検討することが大切になってきそうです。
※各校値段についての詳細は、QQEnglish料金表もしくはSMEAG料金表をご参照下さい(各部屋・コース毎の値段1週間〜24週間までを一目で確認できます)。
※表にある値段は授業料と宿泊費込みの値段です。その他、往復の航空券やビザの更新代等は別途でかかります。
国籍比率に関しては、好みが分かれる所だと思います。折角海外で留学するのだから、外国人が多い学校で日常的に英語を使っていきたい方。一方で、海外だと不安も多いので、なるべく日本人が多い学校を選びたいという方。他にも様々な観点があるかと思いますが、以下各校の国籍比率を見ながら比較していきましょう!
日本人:60%
韓国人・台湾人:20%
ロシア人:10%
インド・中東・ヨーロッパ等:10%
※2015年4月時点(生徒数約200~250人)
韓国人:40%
日本人:30%
中国人・台湾人:10%
タイ人・ベトナム人:10%
モンゴル人・ロシア人:10%
※2015年3月時点(生徒数約400人)
セブ島には日本人率100%の学校も沢山ありますが、外国人の比率が40%を超える両校はどちらも外国人が多い学校と言えます。
国籍比率についてさらに細かく見ていくと、出身国には多少の違いがあるようです。具体的には、QQEは韓国人が少なめでロシア人や中東系が多いです。逆にSMEAGは韓国人が多く東南アジア諸国からも比較的集まる傾向にあるといった感じです。
SMEAGは元々韓国系の学校(SME)で、最近日本のAG社と合弁会社となった経緯があるため、韓国人の比率がかなり高くなっています。
実際に留学した際は、クラスメイトやルームメイトとして友達となる可能性が高い人たちなので、このような傾向性から学校選びをしてみるのも有りかもしれないですね。
※比率についてはあくまで目安です。生徒さんは日々入れ替わり、時期によっても多少偏りが出ます。(例:9月初頭は日本人の大学生比率が高くなる等)
施設の充実度と一口に言っても、学校施設の充実度や宿泊施設の充実度・清潔感など様々な観点がありますが、まずは学校施設の充実度を中心に比較していきます。
QQEnglish ITパーク校一番の特徴は、建物内10階にあるオープンタイプのマンツーマン教室フロア(写真上)です。イギリスの路地を意識して造られたというこのフロアは、インコの入った「鳥かご」を設置するなどあえて雑音を発生させ、脳科学の観点から学習効果上昇を意図しています。最先端かつオシャレな空間で、様々な英語が飛び交う中実践を意識して学習をしたい方にはぴったりの環境でしょう。カランメソッド等集中力を要する授業では、7階の個室フロア(写真下中央)が使用されます。
また、コールセンターをはじめ多くの外資系企業があるITパーク内の学校なので、WiFi等インターネット環境もフィリピンとしてはかなり良い状態にあります。ジム・プールはITパークの向かい側にあるウォーターフロントホテルの施設を留学中無料で使用できます。
SMEAGキャピタルキャンパス一番の特徴は、TOEICおよびTOEFLの公式試験会場(写真上)があることです。TOEICやTOEFLは留学期間中にセブ島で受験することができますが、どこの学校に留学していても、試験当日はSMEAGのキャピタルキャンパスへ来ることとなります。SMEAGでは実際の試験会場で模擬試験を受けながら勉強することもできるので、試験対策をする場合はとても良い環境であるといえます。
また、校舎内には大きめのシアタールーム(写真下中央)もあるので、大画面で英語の映画を観ながら特別授業を受けることもできます。その他にはマッサージルーム(写真下右)やジム、売店などがあります。さらに児童向け施設もあるので、小さなお子様と一緒の親子留学も安心していくことができます。
個室のマンツーマン教室フロアとオープンタイプのマンツーマン教室フロアの双方を兼ね備えているQQEは、よりリアルな英会話場面を想定して学習できます。一方で公式試験会場のあるSMEAGは、TOEICやTOEFLの受験を考えている人には絶好の環境ですね。ちなみに、IELTSとケンブリッジ検定のセブ島内公式試験会場も、SMEAGの別キャンパス(クラシックキャンパス・スパルタキャンパス)にそれぞれあります。留学の目的によって、選ぶ学校も変わってきそうですね。
次は宿泊施設の充実度について比較していきます。清潔感に関しては、どちらの学校も毎週数回掃除が入るのでそこまで大差はありませんが、施設環境についてはそれぞれかなりの違いがあるので、その辺りを中心に見ていきましょう。
※ホテル併設型や外部ホテル寮型の学校と比較すると、ドミトリー型の学校は必然的にグレードが下がってしまいます。
QQE ITパーク校の宿泊施設はシェアハウスです。校舎の入っているビルと別の場所に宿泊施設があります。上写真は、学校から徒歩10分程の場所にある「パークビスタ」の様子です。ゲートでしっかりとセキュリティが守られている住宅区のうち複数軒(カラフルに塗られた家)が学生寮として使われています(写真上)。部屋のタイプは1人部屋・2人部屋・4人部屋から選べます。シェアラウンジにはWiFiやキッチン、洗濯機、冷蔵庫、ウォーターサーバー等も完備されているので、基本的には生活上不自由することはあまりないでしょう。QQEは門限も無いため、放課後なども自由に生活することができます。
ただし、シェアハウス内部はやや狭く、プライベートを保てるスペースも少なく感じる可能性はあります。特にプライベートな時間を確保したい社会人の方は、注意が必要です。セブ島にはホテル併設型やコンドミニアム併設型の学校もたくさんあるので、ゆったりとしたプライベート空間で生活したい方は、ホテル滞在(ゼレニティホテルもしくはウォーターフロントホテル)か、他の学校を選んだほうが良いかもしれません。
その他QQEの宿泊施設としては、男子寮のマンゴーハウス(2016年9月末閉鎖)や女子寮のQQハウスがあります。パークビスタも含め歩いても行ける距離ですが、各宿泊施設まではQQEの専用シャトルバス(写真左下)が定期的に運行しています。できるだけバスを活用してもらった方が便利だと思います。
SMEAGキャピタルは全ての施設が校内にあるので、宿泊施設も同じ建物の中にあります。フロア毎に男子寮・女子寮が分かれたドミトリー(写真上)では約400人の生徒さんを一度に収容することができ、部屋は1人部屋・2人部屋・3人部屋・4人部屋から選べます。
教室と寮が同じ建物の中にあるため、通学で外に出る必要は無いので、雨の日でもフロアを移動するだけで楽に教室まで行くことができます。部屋にキッチンはありませんが、エアコンや冷蔵庫など生活に必要なものは完備されています。
洗濯は男女それぞれ曜日ごとに校舎1階のランドリーサービスで受け付けています。
SMEAGの場合は門限(23:00まで)が設けられていて、メリハリのある生活ができます。また、入校後4週間は早朝(6時40分から)と夜間(20時40分まで)のスパルタクラスへの参加が必須となっていますので、寮が同じ建物になるのはうれしいポイントです。ホテル型の部屋と比べるとやはりグレードは下がる上に、門限等の縛りも出てくるので、夜など自由に遊びたい社会人の方々等にとっては辛く感じるかもしれません。
2校を比較した場合、部屋のグレードは同レベルですが、校外シェアハウス型と校内ドミトリー型という点でかなりの違いが出ています。
他の学生と共同生活を楽しみながら自由にワイワイし、毎日通学しながらセブでの現地生活を満喫したいならQQE。
校内完結型で門限やスパルタ授業等メリハリのある留学生活をしたい方はSMEAGが良いでしょう。
一昔前と比べるとだいぶ良くなってるとはいえ、まだまだ発展途上国なフィリピン。日本では当たり前と思っていることでも、フィリピンではそうもいかない場面が多々あるのが現状です。ということで、次は各学校の「立地」を考慮しながら生活上の利便性を比較していきます。
セブシティの経済特区ITパーク。QQEのITパーク校は、セブの六本木ヒルズとも呼ばれるこの「ITパーク」に位置しています。「Google」「Facebook」「JPモルガン」「NEC」など数多くの世界中の大企業が入っているので英語が堪能な方も多く、パーク内にはオシャレなレストランやバーが沢山あります(24時間営業の店もあります)。ITパークの各入り口には警備員も常駐しているので、セブ島内でも特に安全な地域となっています。
学校のあるGuadalupeは徒歩10分程のところにセブ庁舎があるため、政府機関の重要人物や家族の住む地域となっていて、比較的静かで落ち着いた環境にあります。
また、徒歩圏内にファストフード店(ジョリビー)やBBQ屋さん(AAバーベキュー)等がありますが、学校周辺では現地食堂(カレンデリア)や屋台が目立ち、どちらかと言うとローカルな雰囲気が漂います。大型のショッピングモールには歩いていくには距離があるので、週末などはタクシーを使って移動する機会が多いでしょう。
他の地域とは一線を画した都会ITパーク内にキャンパスがあり、広々とした芝生や多くのレストラン・バーで交流を深めたい方にはQQEが良おすすめです。一方でSMEAGは校内食堂の奥にバーがあり、宿泊施設も校舎内にあるので、平日はわざわざ外に出ずとも全て一つの建物内で済ましたいという方には良いかもしれません。
さて、最終ラウンドは各種試験対策という観点から比較をしていきます。英語の試験も様々なものがありますが、ここでは日本で最も一般的となっているTOEICの対策を中心に比較していきます。
QQEはカランメソッドの公式認定校です。明治大学の学生を対象に行われた実証実験では、21人の学生が80時間のカランメソッド中心授業を受けた結果、TOEICのスコアが平均で110点、最高で250点向上したというデータがあります。
本来は会話のための学習であって、直接TOEIC試験対策をするための学習方法ではありませんが、明治大学の阪井教授は学習環境をうまく制約することが密度の濃い「訓練」を可能とし、それぞれが培ってきた潜在能力を短期間で開花させたのだろうと分析しています。
※カランメソッドとは、イギリス発祥の英語脳形成トレーニング法です。通常より速く話される英語に対し即答することを繰り返し、英語の反射神経を短期間で効率良く鍛えることができます。
公式試験会場で毎週模擬試験を受験しながら学習することができ、点数保証コースの場合は98%の希望者が目標スコアを達成しています。SMEAGでは7段階の採用プロセスとトレーニングを経て優秀な教師を選抜し、定期的な評価やセミナーで講師のレベルを向上させています。点数保証コース受講生徒さんのScore Improvement(上写真)を見ると、12週間で325点アップしたケースもあるようです。
※点数保証コースは、12週間お申し込みで目標スコア獲得時まで授業料および公式試験の費用がサポートされます(授業出席率100%等の条件有り)。
英語脳形成法のカランメソッドでベースの英語力を上げながら対策するならQQE。
公式試験会場を使い、緊張感のある中で毎週模試を受けながら本格的に対策するならSMEAGが良いでしょう。
ちなみに、英語の資格といえば日本ではTOEICや英検が有名ですが、欧米圏への留学や移住を考えている方では、IELTSやTOEFL、ケンブリッジ検定等を受ける方が多く、保持スコアとしての効力も発揮します(スピーキングやライティングも試験科目として入っているため)。
SMEAGではそれらの試験対策でも専用キャンパスをそれぞれ用意し学習することができるので、試験対策にはかなり強い学校といえるでしょう。また、QQEはオンラインクラスを利用することで日本帰国後もセブで教わっていた先生からスカイプによる授業を受けることができるので、留学後も継続して会話の勉強を続けたい方にはお勧めです。
…いかがでしたか?以上、フィリピン・セブ島語学学校の中でも特に代表的な2校を比較してみました。
留学費用に関しては両校ともほとんど差はありませんでしたが、その他の要素をそれぞれ見ていくとかなり違いがあります。それぞれメリット・デメリットがあり、合う合わないもその人の留学目的によって変わってきますので、これからセブ留学を検討中の方は是非参考にしていただけたらと思います。
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