「大学受験スクランブル総整理　英語問題総合演習」のレビュー-間違いやすいところの基礎固めにおススメです！（S.Kさん 女性 上智大学 4年）

書籍の情報について

大学受験スクランブル総整理　英語問題総合演習

・著者：中尾孝司
・出版社：旺文社
・発売時期：2011年
・価格：¥1,300（税別）

総合評価４点／５点満点中

購入の目的、きっかけ

大学を受験するにあたって、主に英文法の参考書として通っていた学校で配布をされた物です。受験英語の中でも特に受験生がまちがえやすい文法問題を、実際に昔出題された大学受験問題を通し、項目別に覚える為に使っていました。

（英語レベル：TOEIC775点）

内容について

ページのセクションは、文法・構文、語法、イディオム、会話表現、発音・アクセントに分かれています。大抵の形式は、実際に過去に大学の受験問題で出題された４択の文法問題が左のページに、右のページにその解説が書いてあるという形です。また問題のすぐ近くに関連して覚えられそうな頻出の文法事項などがコラムでのっています。問題の横には出題頻度が書かれており、何を優先して覚えれば良いかの指標として使えるようになっています。全体的にセンター試験にレベルも形式も似たような問題が多いですが、基礎を固める上でこれを繰り返しといたことにはすごく意味があったと思います。

おすすめポイント

受験勉強をするにあたってはとても効率のよい参考書だと思います。文法の問題などは受験生が特にまちがえやすいような物から順番に載っていたり、左の問題を解いてすぐ横に対応する解説が書いてあったり、その解説が赤字で書かれている為赤い下敷きで隠すことができたり、問題の傍に他の単元の内容でも関連して覚えられそうなことが書いてあったりと、色々ありがたい工夫のされた書籍だと思いました。分量は結構分厚いのですが、内容は基礎的なものがほとんどなので、できなすぎて落ちこんだり途中で使うのをやめたくなったりといったことも無かったです。

書籍の活用方法

単元ごとを細かく何度も繰り返して見るようにしていました。まずは左ページの問題を解き、すぐに右ページの解説を見るということを単元ごとに長期間何度も繰り返しました。右ページは問題の解説になっているのですが、その解説の中でも自分が特に分からなかった箇所に線を引いたり、他で得た英語の知識で解説に書き足せそうなところを書き足したりして、最終的にこの参考書が自分オリジナルの文法書のようにしていました。そして書籍左ページの問題部分は大事な受験直前には全て正解できるように仕上げていました。

総合満足度

高校３年間文法や語法に関してはこの書籍をひたすら繰り返して一つ仕上げるということしか主にしていなかったのですが、それでも自分の元の能力以上の大学に受かることができたので、効果はとても合ったと思います。持ち運びやすいサイズで、効率よく知識を入れることができ、繰り返しやすい内容なので、ありがたかったです。