イギリス留学体験記


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セブイチのゆーです。イギリス留学は、ロンドンのEXCEL ENGLISHで学びましたので、留学体験記としてお伝えしたいと思います。

学校の雰囲気

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私が留学した10月中旬の生徒の国籍比率は、スイス人約20%,スペイン人約20%,イタリア人約10%,トルコ人約10%,日本人約10%,タイ人約10%,ハンガリー人約5%,韓国人約5%その他約10%と国際色豊かでした。ロンドンの学校は、基本的にヨーロピアンが中心になり、アジア人と南米の方は少ない傾向にあります。EXCEL ENGLISHは、生徒も数十人しかおらず、立地も丘の上にあるので、学校というよりは合宿所のようでした(笑)。ただ、世界中から生徒が集まっております。

生活上の注意点

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現在は円安の影響もあり、物価は日本よりも全般的に高めです。ただ、チーズやハムなどは割とお安く購入出来ます。スーパーもしくは日本の100円ショップのような全品1ポンドのお店もたくさんあるので、上手に買い物すれば、日常生活でも節約することは可能です。また、ロンドンには、本格的なコーヒーショップが至る所にあります。個人的には、淹れたてのコーヒーを飲みながら、美味しいクロワッサンを頬張る、ロンドンの生活はとても気に入りました。

初日のスケジュール

schedule

08:45~09:50  Induction quiz,Interviews&Photos
09:50~10:00  Tour of the school
10:00~10:20  Break
10:20~10:40  Transport in London
10:40~11:45  Written Test&Interviews
11:45~13:00  Lunch Break
13:00~17:00  Induction Walk(Muswell Hill&Central London)

オリエンテーション

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STUDENT HANDBOOKをもとに、オリエンテーションは進められます。学校のルールだけでなく、Free SIM Cardやロンドンで役立つアプリの情報提供は大変参考になりました。学校で使うマイマグカップも一人一人にプレゼントされました。私の同期は、イタリア人とハンガリー人とコンゴ人でした。コンゴ人のAlfredとランチを食べ、その後学校前で写真を一緒に撮ったのも良い思い出です。私にとって、彼が最初のコンゴ人の友人であり、彼にとっても私が最初の日本人の友人のようでした。ロンドンには、アフリカの方がたくさんいるので、今でもヨーロッパとは密接な関係にあるのだと思います。

Induction Walk

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初日の午後に行なうInduction Walkは、通常のシティツアーとは違い、半日観光ツアーのようになっています。Leicester Square, China Town, Piccadilly Circus, The Mall , Trafalgar Square, Covent Garden等人気エリアを散策しながらの観光になります。イギリス人の学校スタッフが案内してくれたのですが、ツアー会社と比較しても、負けず劣らず立派な内容でした。おそらく、初日で生徒の大半がロンドン好きになるのではないかと感じました。

時間割

timeschedule

Class Time Class Name Teacher
08:30~11:50 Morning Class Carla
12:50~14:20 Option Class Tricia

初日のテスト

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Placement TestはGrammarの問題60問とWritingの問題があります。テストの時間は60分と集中力が維持出来る時間となっています。Grammarは初級者から中級者向けの基礎を問われる問題です。Writingはイラストを見ながら、物語を作っていく形式のテストです。時差の問題で、当然テストの出来、不出来がありますけど、私の場合は大体いつも同じレベルになります。GrammarはB2なのですが、SpeakingやListeningは底上げしないといけないと思っています。尚、Speakingのテストもインタビュー形式で5分位実施されます。

授業後の活動

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欧米の語学学校の多くは、12:00もしくは14:00~15:00位で授業が終わってしまいます。授業後の時間の使い方が極めて重要になります。オーストラリアやカナダのように積極的にワーキングホリデーを取り入れている国の語学学校は、生徒も授業後に仕事をしている方が多いです。ロンドンの場合ですと、授業がある時はロンドン周辺を観光し、週末はヨーロッパの主要都市を観光するのも面白いと思います。ヨーロッパの主要都市までの航空代も意外と割安です。ただ、長期留学になると、生活環境もとても大事になります。私の場合、海外での仕事はカフェで行うことが多く、また、定期的にジョギングや筋トレなどの体のメンテナンスもしております。その点、ロンドンは朝6:00からオープンしているカフェが多く、ジムも24時間営業している所が多かったです。日本との時差も8~9時間なので、授業後に普通に仕事をすることも出来ます。従って、社会人やシニアの方でも留学する環境が整っていると言えます。

Morning Class

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Morning Classの担当はCarlaです。Teacherと言うと、いつもCarlaと呼びなさいと言われました(笑)。教科書を使用した授業ではなく、教科書でポイントになる所を重点的に他の教材を用いながら進めます。例えば、2nd conditional:If+sub+past simple, sub+would+infinitive(without to)と説明を一通りすると、彼女の用意したカードで徹底的に生徒一人一人が自分の言葉に置き換えて練習していきます。覚えにくい構文も何度も練習すると、身体で自然に覚えますね。ある授業では生徒を容疑者と警察に分け、アリバイをつくるグループとアリバイを見破るグループで対策を練る時間が与えられます。容疑者と警察のディスカッションが始まると、Carlaは全ての生徒同士の会話のやりとりを聞いています。ディスカッション終了後に生徒の間違った英会話をホワイトボートに書き写し、生徒全員で間違い探しをします。これだけでも、one-to-one授業のような効果があるのですが、その後すぐに正しい英文を覚えさせます。集中力が続かないと完全に授業に置いていかれます。また、隔週木曜日に生徒全員と個人面談を実施しておりました。私の弱点であるListeningを改善するために「TED talks」や「BBC」を毎日5分でも良いから聞きなさいとアドバイスをいただきました。とにかく、授業密度が濃かったです。他の生徒もCarlaの授業が一番良かったと言っておりました。彼女の父親はイタリア人の建築家で、父親の仕事の都合で一時中東のオマーンのインターナショナルスクールに通っていたようです。その時の苦労が授業でも活かされているのかも知れないですね。イタリア語,フランス語も話せる優秀な先生です

Option Class

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Option Classの担当はTriciaです。おっとりタイプの彼女の授業はリラックスして学べました。主にSpeakingとReadingが中心でした。クラスメートがポーランド人とチェコスロバキア人で西洋文化と東洋文化で意見交換したり、ブレグジットの話題で盛り上がると授業を優先させるのではなく、そのままディスカッションを授業が終わるまで続けさせました。生徒の自主性を大事にした授業で、語学習得だけでは足りない多様な価値観も学べる授業でした。印象に残る授業として、クラスメートのヨーロピアンに「なぜ日本は争いが少なく、平和なの?」と疑問を投げかけられました。あらためて日本人の国民性を考える良いきっかけになったと思います。話しやすい雰囲気をつくり出してくれたTriciaに感謝です。

学校のActivities

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私は、COFFEE&CONVERSATION, THE BRITISH MUSEUM, HALLOWEEN CUPCAKES DECORATIONの3つに参加しました。COFFEE&CONVERSATIONはTeacher Andyが生徒を引率し、おしゃれなカフェでおしゃべりをしました。Andyが上手に生徒の話題を引き出し、場を盛り上げてくれたので、とても楽しい時間になりました。THE BRITISH MUSEUMはTeacher Triciaが生徒を入口まで案内してくれました。近場の遠足に行くようで、移動中にイギリスの文化やイギリス人の考え方も聞けて良かったです。日本人と同様にPoliteの文化が根付いているようです。実際に入口から中に入って見ると、その広さに驚きました。とても一日では見れませんね(笑)。

Activitiesの一番の思い出 Matteo

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一番の思い出は、HALLOWEEN CUPCAKES DECORATIONです。日本では、あまり見かけないオレンジのパンプキンをParty用にと彫刻のように彫ったり、くり抜いたりしました。雑誌などでは見たことがありましたが、パンプキンの皮はとても硬く、実際に作るのは大変でした。学校のスタッフの方が丁寧に作り方を教えてくれたので、我ながら上手に出来たと思います。この作品を日本に持って帰りたかった位です。一緒に作業したトルコ人のSezenとイタリア人のMatteoに感謝ですね。共同作業は国際交流を後押しします。

私の卒業式

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卒業式は、まずグループから呼ばれます。私が留学していた時期はスイス人,フランス人,タイ人のグループが留学していました。高校生位の年齢ですが、スイス人グループの代表者が、卒業スピーチで将来の夢はエコノミストの記者になりたいと言っていたのが印象的でした。ヨーロピアンの金の卵も集まっているようです。グループの後は、卒業生が一人一人卒業証書を受け取り、Teacherと記念撮影です。卒業式の後で、私は仲良しとたくさんの写真を撮りました。

留学の合間にロンドン観光

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ウエストミンスター寺院周辺観光…イングランド国教会の中で最大のゴシック建築のウエストミンスター寺院は、現在も戴冠式などの王室の行事を執り行なっています。そのため、ウエストミンスター宮殿とも呼ばれる国会議事堂も直ぐ近くにあります。また、ロンドンの象徴とも言えるビックベンという時計台も宮殿に付属しています。ウィリアム王子とキャサリン妃が結婚式を挙げた場所でもあるので、イギリスにとって、とても重要な世界遺産になります。

バッキンガム宮殿周辺観光

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バッキンガム宮殿は、女王が住む宮殿です。当然、女王の公邸だけではなく、王族の公務としても使用されています。宮殿内に女王がいる時は、正面の旗が掲揚されています。特に、観光では、衛兵交替式が有名です。宮殿に隣接するところにセント・ジェームズ・パークがあります。広さは何と約38万㎡あり、ロンドンを代表する公園の一つです。又、歴史的勝利であるトラファルガー海戦を記念してつくったトラファルガースクエアも近くにあります。多くの傑作が収められているナショナル・ギャラリーもこの広場の周囲に位置しています。私が訪れた時にアフリカフェアをやっていて、人生で初めてエチオピア料理を食べました。中々、美味しかったですよ。

ロンドン塔周辺観光

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中世のお城のような城塞全体をロンドン塔と呼んでいます。長らく牢獄や処刑場として使われていたので、何か独特の雰囲気があります。私は運が良く、クイーンズ・ハウス前で衛兵交替を見ることが出来ました。ロンドン塔の目玉として、ジュエル・ハウスの中に世界最大級の530カラットのダイヤモンドが飾られています。また、ヴィクトリア調の二つの塔を結ぶ可動式のタワー・ブリッジもロンドン塔近くにあります。100年以上前のロンドンの情景を現在にしっかりと伝えています。ロンドン塔からウエストミンスター寺院までテムズ川のボートを利用するのも楽しいですよ。
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