アイルランド留学体験記


1_aikyacchi

セブイチのゆーです。アイルランド留学は、ダブリンのAlpha College of Englishで学びましたので、留学体験記としてお伝えしたいと思います。

学校の雰囲気

atmosphere
私が留学した11月上旬の生徒の国籍比率は、イタリア人約20%,スペイン人約20%,フランス人約15%,スイス人約15%,日本人約10%,韓国人約10%,その他約10%といったヨーロピアン中心の国籍比率でした。ヨーロッパの語学留学は、基本的にヨーロピアンが中心になるので、日本人にとってはヨーロッパの文化や考え方などを学ぶ貴重な機会になります。ですから、留学先では、日本人だけが集まる日本人村をつくってはいけませんよ(笑)。

生活上の注意点

importantpoint
ダブリンの物価はロンドンよりも少し高い印象を受けました。(もちろん、東京よりもかなり高めです。)イギリスのブレグジットの影響もあったようで、私のクラスメートのヨーロピアンもアイルランド留学を選択していました。EUでは英語を母国語とする唯一の国になったので、もう一段ダブリンの経済は良くなり、物価の上昇もあり得ますね。国民性はロンドンの方と少し異なり、「Thank you.」「I ’m sorry. 」などPoliteの文化はあまりありません。

初日のスケジュール

firstday

09:00~09:30  オリエンテーション
09:30~10:00  Placement Test
10:00~10:30  College Manager挨拶,Student Handbook説明
10:30~11:10  休憩
11:10~13:00  授業

オリエンテーション

orientation
オリエンテーションでは、生徒の知りたい具体的な話を教えていただけます。ダブリンの街の地図を広げて、学校近くのHENRY STREETはお得な買い物が出来ること,テンプルバーには良いパブが多いなど、直ぐに役立ちそうな情報ですね。また、基本的に治安は良いが、スリに気を付けるようにアドバイスされました。特に携帯電話や荷物に注意し、収納方法まで教えてくれたので対策が練れます。最初は生徒も用心して、被害者になることは少ないと思いますが、慣れてきた頃に隙が出来るのかもしれません。

まさかの出来事

Noway
学校のExcursionには参加出来なかったのですが、何とExcursionの日に学校の前で多数の俳優がいて、メイン場面の撮影を行なっておりました。俳優の休憩時間に雑談を交わし、記念撮影。ユニークな日本人と思われたのかエキストラで出演しないかとオファーを受けました(笑)。さすがにどこまで本気で言ったのか分からないので、丁重にお断りしましたが、面白い展開ですよね。海外では、日本で予測出来ないことが度々起こるので、まさかの出来事があっても慌てないようにしましょう。何事にも、冷静に対処することが大切です。

時間割

timetable

Class Time       Class Name Teacher
09:00~10:50  AMLevel4➀ Rachel
09:30~10:00  AMLevel4➁ John
14:00~16:00  AMLevel4/5 Brian *週2日だけ開催

初日のテスト

8_test
非常に変わった形式のテストです。Grammar70問とSpeakingのテストのみです。時間も30分だけです。これだけで生徒のレベルが本当に分かるのかなと思いましたが、私の評価がIntermediateだったので、おそらくしっかり把握出来ていますね(笑)。レベルが7段階あるのですが、各レベルから10問ずつ出題されます。やはり、Upper Intermediateの問題になると、少し難しく感じました。次の目標のレベルを立てやすいテストだと思います。尚、テストは初日だけでなく、毎週金曜日に実施されます。

教科書

9_text
PEARSONの教科書を使用しました。PEARSONは、ロンドンに本部を置き、70カ国以上で事業を展開する世界最大規模の教育サービス会社です。Reading,Writing,Listening,Speakingの全てのスキルをカバーする最新のメソッドを用いています。PEARSONの教科書は英語学習者にとってバランス良く学べるので、私の好きな教科書の一つです。実は、日本でも法人化していて、個人でも教科書の購入が出来るので、帰国後も継続学習が可能です。

AMLevel4➀

level4
この授業は、Teacher Rachelです。経験豊富な実力のある先生です。一番最初のクラスの際、生徒全員前に呼ばれ、二つのグループに分けられました。他のグループのメンバー全員と話す課題が与えられます。例えば、「あなたの趣味について」であったり、「週末は何をして過ごしたか」などです。これは、新人生徒に配慮した授業で、ただの自己紹介で終わるのとは違い、クラスメートとone-to-oneで仲良くなる授業です。ですから、私も初日からクラスメートと上手にコミュニケーションをとることが出来ました。又、「Could you give me a hand?」という題でそれと似たような「Would you mind+ing」や「Could you possibly」などの構文を、先生が練習用にと用意したスケジュール表をもとにクラスメートと練習していきます。とにかく、実践重視のSpeakingに力を入れた授業でした。この先生は、生徒同士の会話も良く聞いていて、間違いやすいポイントは必ずSpeakingの練習後にレクチャーしてくれました。毎週金曜日は、1週間の復習として30分のミニテストを実施します。クラスメートは皆真剣に復習していたので、良い習慣をつくる意味でも有意義なミニテストでした。

AMLevel4➁ ~Teacher John~

lvel4_②
この授業は、Teacher Johnです。学校の教科書に沿って、授業を進めるタイプの先生です。生徒との会話を重視していて、授業が始まると必ず、全生徒一人一人と「昨日は何をやっていたの?」と尋ねながら、会話を楽しんでおりました。分かりにくい単語が出てくると、パソコンを用いて写真で説明してくれたのも良かったですね。一度だけ、日本人と韓国人が領有権を主張し合う島の件でディベートさせようとしました。私は、自分の考えをはっきり伝えましたが、韓国人生徒とは当然意見は合いませんので、ディベートのテーマとしては不適切ですよね。長く続けるとクラスの雰囲気も悪くなるので、学校の責任者にこの件は報告しておきました。

AMLevel4/5

level4-5
この授業は、定期的に先生が変わるようです。私も一度参加し、Teacher Brianから教わりました。印象に残る授業は、Sentence stressで、とにかく強弱のアクセントをつけて文章を読む練習をしたことです。英語は強弱をつけないと伝わらないとBrianは言っておられました。日本語には強弱がないので、意識的に練習しないとダメですね。

学校のActivities ~Social Evening~

13_activities
私が留学した時期のActivitiesの1週間分の具体例をお伝えすると、月曜日はGlendaloughの街へ,火曜日はConversation Club,水曜日はWork-finding Skills,木曜日はAlpha Film Club,金曜日はGPO(General Post Office)1916 TourとSocial Evening,土曜日はDun Laoghaireの街へといった感じでした。その中でも、金曜日のSocial Evening(いわゆる飲み会)と月曜日と土曜日の小旅行は参加する方が多かったですね。

卒業証書授与

Graduationcertificateaward
残念ながら、卒業式はありませんでしたが、たまたまクラスメートの半分の5人が卒業でしたので、卒業式らしきことを勝手に始めました(笑)。Teacher Johnから卒業証書を受け取り、卒業生全員で記念撮影。又、クラスメート全員でも撮ろうということになり、再度、盛り上がりました。今回、一番仲良くなったイタリア人の金髪美女イリーニアともツーショト。とても良いチームでぜひ再会したいメンバーですね。

2_Graduationcertificateaward

卒業後のランチ ~Italia~

1_lunch
卒業の後、イタリア人のファビオとエドワードが美味しいイタリアンパスタを提供するお店があるので、一緒に行かないかと誘って来ました。最後の記念なので、テンプルバーにあるItaliaにランチを食べに行きました。とても小さなお店で、何と席は6席しかありません(苦笑)。ただ、生の麺が数種類から選べる本格的なお店でした。イタリア人とパスタのことを話すと面白いですね。日本人が知らない料理方法もいろいろ知っておりますので。次回は、ミラノで再会し、本場のイタリアンフードを食べたいですね。

2_lunch

留学の合間にダブリン観光 ~Carrick a Rede Rope Rope Bridge~

guiness
ギネスストアハウス…アイルランド⇒アイリッシュパブ⇒ギネスビールと連想し、最初に見学しました。大人が楽しめる本格的なアミューズメントファクトリーです。ギネスビールを作るのにどんな材料を使い、どのように作られるかなど丁寧に説明されています。02FにはThe Tasting Roomsがあったり、04FにはGuiness Academyのコーナーでギネスビールの正しい注ぎ方を教わることが出来ます。黒ビールにあまりなじみのない日本人でも、きっとギネスビールのファンになると思います。05Fのレストランでは、様々なアイリッシュ料理とギネスビールを提供しております。私はアイリッシュ風のビーフシチューとギネスビールをいただきました。やはり、出来たてのビールは一味違いますね。特にクリーミーな泡に驚きました。ギネスストアハウス入場の際にビールの無料券が付いておりますので、お得感もありますね。最上階のGRAVITY BARは365度のパノラマでダブリン市内を見下ろせますよ。

コーズウェイコースト

GoeswayGhost
アイルランドを代表する観光地です。ダブリンからも一日観光ツアーがたくさんあり、効率良く見れるツアーはおすすめです。世界遺産に登録されているGiant’s Causewayは、独特の形をした石柱群ですかね。私も初めて見た奇妙な光景でした。ビジターセンターで成り立ちや伝説等を解説しております。私が特に気に入ったのは、Carrick a Rede Rope Bridgeです。エメラルドグリーンの海と迫力ある崖を見ながらの吊り橋まで行く散策がとても気持ちが良かったです。現代的都市であるダブリンと郊外の大自然の魅力に触れると、一段とアイルランドが好きになります。

アイリッシュナイト

irish
ダブリンには数多くのパブがあり、パブの中で生演奏をやっているところも多いです。ホテルでディナーとセットでショーをやっているところも結構ありました。ミュージックが好きな方なら、4000円前後で生演奏とディナーが付いてくるのはお安いと思います。私も一度行きましたが、聞き慣れたミュージックなので、ミュージシャンとお客が一体となって盛り上がっていました。アイリッシュ文化を身近に感じる良い機会だと思います。