マルタ留学体験記


1_アイキャッチ.JPG

セブイチのゆーです。マルタ留学は、ECマルタキャンパスで学びましたので、留学体験記としてお伝えしたいと思います。

学校の雰囲気

atomosphere
私が留学した5月中旬の生徒の国籍比率は、ヨーロッパ系の方と中南米の方で約80%,アジアの方が約20%といった感じでした。ユーロ圏内ということもあり、1週間から2週間の社会人の短期留学生も多かったです。中世の街並みと美しい地中海が生徒を惹きつけていますが、もう一つの理由はカトリックの総本山が近くにあることも大きいと思います。ヴァチカン市国のサンピエトロ大聖堂に行かれる生徒も結構いました。学校内でブラジル人の比率が一番高いのも納得出来ます。

生活上の注意点

cautionsinlife
地中海性気候のリゾート留学なので、リラックスして学べます。その上、物価が安く、治安も良好です。クラブやバーなどのナイトライフも充実していますので、飲み過ぎ,二日酔いには気をつけてください(笑)。また、私が留学して気になった点は、街が少し埃っぽいので、マルタ咳とも言われるアレルギー反応をおこす方がいます。その点は注意が必要だと思います。

Weekend Experience

weekendexperience
ECでは、学校初日の前日の日曜日に新入生のウェルカムパーティがBAR NATIVEで開催されます。私も参加しましたが、30人程はいたでしょうか。皆まだ緊張している中で、こうしたサービスは嬉しいですね。留学初日から友達がいるという状況は、留学生にとって理想かもしれません。私は元ECのスタッフで現在バンカーのLucaや日本人の女性達と仲良くなりました。ちなみにLucaは私の初めてのマルタ人の友達です。たまたまBARに遊びに来ていたようです。

初日のスケジュール

schedule

08:00~08:50  Initial Welcome
08:50~09:15  Writing Test
09:15~10:15  Speaking Test
10:15~11:00  Breakfast
11:00~11:30  Welcome Talk
11:30~12:15  How we Learn
12:15~13:00  Living in Malta
13:00~16:00  Welcome Event at EC Beach Club
16:00~16:30  Timetable&Student Card
16:30~17:30  Orientation Walk

オリエンテーション

orientation1
ECの初日は、08:00からスタッフが入口で歓迎してくれて、生徒はオレンジカーペットの上を歩きます。要人を歓迎するかのごとく、生徒を温かく迎えてくれます。学校のパンフレットでは見たことがあったのですが、いざカーペットの上を歩くと感動しますね。オリエンテーションの方は「Welcome Talk」「How we Learn」「Living in Malta」と続き、2時間はみっちりやります。今まで留学した語学学校の中で、一番細かく情報を伝達してくれました。その中でも特に印象に残ったのは、We want to hear from you!((First Week-Arrival Survey, Last Week-Relationship Survey, Every Four Weeks-Course Survey)です。最低2回はアンケートがある点です。ECの良きサービスと雰囲気はCustomer Surveyを徹底して実施している成果だと思います。
orientation2

初日のテスト

test
Placement Testは、マルタに到着する前までにオンラインで実施しなくてはいけません。Grammar30問,Listening15問です。Listeningが苦手の私は,
全般的に難しく感じました。さらに初日にWritingとSpeakingのTestもあります。Writingは4つのテーマから自分の書きたいテーマを一つ選び、Speakingは個人ではなくグループの中で実力を判定されました。結果はいつもよりも一つ下のレベルでしたので、ECのテストは本格的で少し厳しめなのだと思います。4技能をしっかりチェックされます。

時間割

timeschedule

Monday
15:00~16:45・17:00~18:30
Tuesday・Thuesday
09:00~10:30・10:45~12:15
Wednesday・Friday
14:45~16:15・16:30~18:00

Monday・Wednesday・FridayはTeacher Desiree
Tuesday・ThuesdayはTeacher Robert and Tristan

大人の留学

adultstudyabroad
EC MALTAでは30+という30歳以上限定のコースと学校設備を用意してくれています。教室やラウンジが20代の方とは別になっているので、落ち着いた雰囲気になっています。同世代の方との共通の話題も増えるので、英語上達には良い環境だと思います。私のクラスメートは全員社会人経験者でしたので、学生とは違い社会人の常識がありましたので、お付き合いもしやすかったです。私の経験上、クラスメートによって、クラスの雰囲気は大分変わります。万が一、微妙な雰囲気だったとしても、毎週新しいクラスメートが入って来るので、ご心配なく。

Teacher Desiree

teacherdesiree1
月曜日,水曜日,金曜日は、Teacher Desireeです。テキストを中心に授業は進められました。留学の際は「YOUR PLACE」の章で、SPEAKING,LISTENING,VOCABULARY, CONVERSATION PRACTICE, READING,GRAMMAR,PRONUNCIATIONとバランス良く学習しました。ECの学習方針は他の学校よりも総合的英語力を身に付けることに力を入れているように感じます。例えば、have to,don’t have to,can,can’tなどを学ぶと、実際に空港でそれらをどのように使うのか生徒達に考えさせ、答えさせます。「You have to turn off your mobile phone.」「You can buy duty free goods on board.」なども一例です。印象に残ったグループディスカッションでは、「kiss each other」について、ブラジル人女性と話し合ったことです。ブラジル文化では、親しい方とキスやハグは普通のようです。授業後にどのように実践するのか具体的に教えてもらいました。少し刺激的でしたが、留学至上最高の写真が撮れて、感謝感激ですね(笑)。Thank you so much,Carla,Vivian and Vanya!
teacherdesiree2

Teacher Robert and Tristan

teacherrobertandtristan
火曜日,木曜日は、Teacher Robertと Tristanです。Tristanの授業も良かったのですが、病欠のため代行のTeacher Robertの授業をお伝えします。年齢は60歳以上のかなり経験豊富な先生で、授業もかなり面白かったです。具体例として、生徒同士でペアーを組み、異なったイラストが渡されます。お互いのイラストは見ないで、自分のイラストの説明をし、異なっている箇所を探していきます。又、デパートにある商品をStore Guideを見ながら何階に置いてあるのか考えたり、ハプニングイラストを見ながらidiomを選んで文章をつくったりもしました。Writingの強化のために、正しくない文章を読み、グループで間違い探しをした授業も楽しかったです。一つ一つの授業に生徒の関心を持たせるのは、かなり実力を持った先生だと言えます。世界中で英語を教えてきたユニークなイギリス人先生です。

学校のActivities

activities
私が留学した時期のActivitiesを具体的に紹介します。Blue Grotto&Marsaxlokk,Mdina by Night, Afternoon Movie,Yoga, Belgian Beer Evening等です。週末には、Gozo Tour,Comino&Blue Lagoon, Sicily Excursion Flower Festivalなどがありました。これだけでも十分満足出来ますが、新入生を対象にしたWelcome DinnerとWelcome Party(入学の前日の日曜日)も提供されます。Customer SurveyがActivitiesにも反映されていて、いつもの留学よりも友達がたくさんつくれたのは気のせいでしょうか。

Activitiesの一番の思い出

activitiesno1
一番の思い出は、Blue Grotto(青の洞門)を観光したことです。実は、Activitiesに参加する数日前にBlue Grottoに個人的にツアーで行ったのですが、アフリカ大陸から吹く風が強く地中海の波は大変荒れていて、ボートに乗ることが出来ませんでした。とても残念でしたので、学校のActivitiesで再チャレンジした次第です。地中海の洞穴と美しいエメラルド色の海を見て、神秘的な気分に浸りました。
activitiesno2

activitiesno3

卒業証書授与

graduationcertificate1
卒業式は、二人の友人と一緒に参加することが出来ました。クラスメートのブラジル人EricaとActivitiesで仲良くなったベラルーシ人Tatsiです。二人の美人とお決まりの記念撮影。今回の留学では、30歳以上限定のコースを選択した成果で同世代の友達をたくさんつくれました。留学の目的は人それぞれ違いますが、世界中に友達が欲しければ、語学留学が一番の近道かもしれません。
graduationcertificate2

留学の合間にマルタ観光

valletta
世界遺産のヴァレッタ…ヴァレッタはマルタ共和国の首都であり、要塞都市として街全体が世界遺産に登録されています。特に私のおすすめな観光地を3つご紹介します。まずは、アッパーバラッカガーデンからグランドハーバーやスリーシティーズを一望出来る景色を楽しんでください。12時と16時に大砲が一発鳴るのも人気です。次に聖ヨハネ大聖堂です。こちらは、マルタ騎士団の守護聖人ヨハネに捧げられた豪華な大聖堂です。床一面の大理石にも装飾されています。奥の美術館には、カラヴァッジョの名画「聖ヨハネ斬首」が飾られています。最後は騎士団長の宮殿です。現在は大統領府や議会が置かれている宮殿で、マルタ騎士団の歴史博物館のようです。兵器庫には、数百年前に実際使用されていた甲冑や大砲などの武具が展示されています。

イムディーナとラバド

imdina
イムディーナは、16世紀頃首都が置かれていた場所で、マルタ島中央部の小高い丘の上にある城壁の街です。ヴァレッタと比較して、街全体も小さく観光客も少ないので、落ち着いて観光出来ます。隠れ家的なレストランも多いですね。ガラス細工のお店もヨーロッパ的色彩が美しく、気に入りました。徒歩圏内に大規模の聖パウロの地下墓地があります。初めて地下墓地に入ったのですが、日本の墓地と異なりあまり怖くありませんでした。人気観光地として、洗練されているからでしょうか。墓地の中は夏はひんやり、冬はぽかぽかしているようなので、観光にも最適です。

海辺の代表的リゾート地

resort
マルタのイメージに合うリゾート地は、セントジュリアンとスリーマ周辺の海岸通りです。天気の良い日は、セントジュリアンからスリーマまで海岸通りを歩くのはとても気持ちが良いですし、スリーマから眺めるヴァレッタの街は絶景だと思います。スピノーラ湾には、お洒落なレストランが立ち並んでいて、有名人御用達のお店も多いようです。一度優雅に食事してみてはいかがでしょうか。